巨人2年目の中山礼都(らいと)内野手(20)が、レフト前にプロ初安打を放った。

「8番二塁」で2試合連続スタメン出場した第1打席。ヤクルト村上に満塁本塁打を許した直後の3回無死から打席に立つと、1ボール2ストライクから、ヤクルト原の144キロの外角高め直球を左前に運んだ。

2死一塁からは、プロ初盗塁にも成功。足でもアピールすると、丸の中前適時打でプロ初得点もマークした。

「今まで携わって頂いた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。今日の1本でやっとスタートラインに立てた気持ちですが、満足する事なくこれからも必死になって頑張っていきたいです」

試合前には、二塁手として開幕ダッシュに貢献した吉川尚輝内野手(27)が「肩甲骨の骨挫傷」で出場選手登録を抹消された。坂本勇人内野手も離脱中と苦しいチーム状況の中で、若い力を発揮した。

◆中山礼都(なかやま・らいと)2002年(平14)4月12日、愛知県生まれ。沢上中時代は東海ボーイズに所属。中京大中京では1年夏からベンチ入り。2年秋には明治神宮大会で優勝。高校通算17本塁打。20年ドラフト3位で巨人入団。昨季は2軍で44試合出場し、打率3割9厘、0本塁打、12打点。50メートル走5秒9。遠投115メートル。182センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸610万円。

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