DeNA上茶谷大河投手が、6回4安打8奪三振、無失点と好投した。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りたが、白星は付かなかった。

初回からカットボール、シュート、フォーク、カーブと多彩な変化球を駆使して的を絞らせない。最速146キロの直球も、うまく内外角へ散らした。

5回は1死一塁となったが、素早いターンで一塁走者小園をけん制で刺した。6回は先頭の森下に二塁打を許したが、後続を2者連続空振り三振。2死から牧秀悟が二塁ゴロを失策したが、続くマクブルームを145キロ直球で右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

打撃では5回2死二塁、森下が投じた3球目の151キロ直球を左前に詰まりながら運んだ。内角高めの直球を、打撃フォームをまねる巨人坂本のようにうまく打った。これが、先制の適時打となった。上茶谷の打点は、ルーキー時代の19年8月6日広島戦以来3年ぶり5点目。今季は11打数3安打で打率は2割7分3厘となった。

上茶谷は6回99球で降板し、リリーフ陣に後を託した。8奪三振以上は、完封した20年9月23日阪神戦以来2年ぶり4度目だった。好投したが、7回に2番手エスコバーが同点に追い付かれ、勝ち投手の権利を失った。

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