ソフトバンク三森大貴内野手が、自身2度目の初回先頭打者本塁打で猛打を呼び込んだ。

試合前時点で防御率リーグトップだった石川の変化球を捉え、右翼へ先制の5号ソロ。「タイミングを合わせることだけを考えて打席に入りました。しっかりとコンタクトすることができました」。4月30日楽天戦でも初回先頭打者本塁打を放ち、土曜日は2週続けて開始直後にアーチが出ている。昨季まで本塁打ゼロの若鷹が、好投手攻略の糸口を作った。

勢い付いた打線は3回までに5点を奪い、石川をKO。その後も得点を重ね、9回は柳田の5号2ランを含む7連打で8点を加えた。終わってみれば20安打、16得点はともに今季最多。藤本監督は「最初に三森が先頭打者本塁打を打ってくれて、チームがバーッてなるよね。あれが大きかったよね」とたたえた。切り込み隊長は5本塁打、16打点、38安打、長打率4割7分5厘で「チーム4冠」だ。

○…ソフトバンク柳町が連続試合安打を12に伸ばした。3回に中前打、9回には右中間への二塁打と右前打を放ち、今季2度目の猛打賞。「1打席1打席、気持ちの切り替えをして集中して打席に入ることができていると思います。ヒットを1本ずつ積み重ねていくという意識を持っています」。3割8分8厘の高打率もキープ。若鷹の存在感が増している。

<コメント>

◆柳田(9回の5号2ランなど2安打3打点の大暴れ)「打ったのはツーシーム。みんながつないでくれたのでフルスイングしました。本塁打を打つことができて良かった」

◆谷川原(9回に中前適時打で今季初打点)「久しぶりの打席だったので、思い切って自分のスイングをしようと思った。結果を出すことができてうれしい。チャンスが回ってきた時には結果で応えていきたい」

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