ロッテ小島和哉投手(25)が10日、楽天戦(楽天生命パーク)で今季6度目の先発マウンドに上がる。防御率は2・81。しかし、いまだに白星がつかない。

「勝ちがないのはやっぱり、精神的にもちょっと、はい、大変な部分はありますけど、結局は自分が投げて物事が起こっているだけなので。結局は自分が原因なので。自分の原因をしっかりと突き詰めて」

事象の本質を見つめ、そこに向き合う。シーズンは長い。げんかつぎも「めちゃめちゃしてます」と笑いながら、白星に近づくためにアプローチする。

昨秋、好投が続いた頃の映像を確認し直す。「いい時はどっちかというとポンポンポンポン、楽に行ってるような」。今と照らし合わせ、力みに気がついた。「コマ送りにした時にちょっと、いろいろ見つかったとこもあったので」。

キャッチボールでも球は走り、まとまってきた。

「数字に出ないですけど、流れとかってやっぱり絶対あるので。僕も結局は点取ってもらった次の回にその点を取られて、流れを悪くしてるっていうのがあるので。悪い流れをうまく断ち切れたら自分の成長にもつながると思います」

スタートの1勝をつかむため、己と全力で向き合っている。【金子真仁】

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