日本ハム伊藤大海投手(24)が今季初完封で、4月28日のオリックス戦以来となる4勝目を挙げた。9回1死二塁のピンチを迎えるも、ジュリスベル・グラシアル内野手(36)を外角直球で見逃し三振、中村晃外野手(32)を二ゴロに抑え、昨年8月29日西武戦以来の完封。札幌ドームでは初となった。

7連勝中だった好調ソフトバンク打線をわずか3安打に抑え、最後は右拳を握り、ドームの天井を見上げ喜びを表現した。「(9回の登板前に)武田(勝)コーチに『決着をつけてこい』と言われていたので、なんとかゼロで抑えることだけ考えた。前回、ここで悔しい思いをしていたので、いい投球を見せられて良かった」と振り返った。

前回登板した5月5日楽天戦(札幌ドーム)では、5回1/3を投げ自己ワーストタイの6失点で敗戦。「思い通りの投球ができなかった。今日は、バカの一つ覚えじゃないですけど、全力投球で投げたのがいい結果につながったと思う」。味方の得点は、4回2死二塁から万波中正外野手(22)の中前適時打で挙げた1点のみ。しびれる展開にも「つないでつないで(万波が)1本出してくれた。感謝です」。貴重な1点をしっかりと、守り抜いた。

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