阪神佐藤輝明内野手(23)が、今季初の1試合2本塁打を放った。佐藤輝の1試合複数本塁打は、昨年5月28日西武戦で3発、同8月17日DeNA戦で2発放って以来、プロ3度目となった。

5点リードの6回。左腕田中健の143キロを打ち返し、中堅へ9号ソロ。DeNAをさらに突き放した。 「昨日2本ホームランを打った人がいましたし、自分も負けていられないと思っていたので、結果を出すことができてうれしいです。次も打てるように頑張ります」。前日14日にプロ初2本塁打を放った同期入団の中野に負けられない-。球団広報を通じてのコメントには、そんな思いが込められていた。 3回1死の第2打席ではDeNA先発東の初球、内角高め141キロを右翼スタンドへ運び5月初アーチ。52打席ぶりの1発を放っていた。その際は「打ったのはストレート。前の打席でチャンスの場面で打ち取られていたので、絶対にやり返すという気持ちで打席に入りました。しっかり自分のスイングをすることができましたし、もっと点を取れるように頑張ります」とコメント。初回1死一、二塁の先制機で空振り三振に倒れたリベンジを果たしていた。 横浜は大好きな球場だ。昨季は特大の場外弾を打ち込み、今季はこの日の4打席を終えた時点で驚異の打率5割2分9厘。もちろん、今季の球場別打率トップ。9得点で快勝した前日14日の試合後にも「いいイメージをみんな持っている。好きな球場ですね」と語っており、得意舞台で量産態勢に入った。

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