阪神のジェフリー・マルテ内野手(30)が今季53打席目で待望の1号ソロを放った。1回2死走者なし、1ボール1ストライクからヤクルト先発高橋の151キロ内角直球を左翼席へライナーで運んだ。

この日のファンが作った虎メダルは黄色でコンパクトなタイプ。矢野監督から首にかけられると、その場に止まって今季初のラパンパラポーズをナインと一緒に決めた。「しっかり集中して打席に入ることができていたし、最高の形で先制点を取ることができて素直にうれしいよ」と笑顔でコメントした。

ヤクルトの先発左腕高橋は試合前の時点で阪神戦通算10試合で3勝1敗と虎キラー。被本塁打は19年5月22日の2回に梅野が放って以来、50イニングぶりの被弾となった。右足コンディション不良から復帰し6試合目で、ようやく飛び出したマルテの1発は、湿り続ける打線を鼓舞するアーチとなった。

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