阪神は疲労困憊(こんぱい)の敗戦から一夜明けたデーゲームで、3連敗を阻止した。先発アーロン・ウィルカーソン投手(32)が快投を披露し、借金を13に減らした。

前日20日巨人戦はナイターで5時間3分の激闘を演じた末、延長12回表に4失点して痛恨の敗戦を喫していた。どこか重苦しいムードを吹き飛ばしたのが、初回の先制劇だった。

1番近本光司外野手(27)が中前打で出塁し、二盗に成功。1死二塁から3番ジェフリー・マルテ内野手(30)が中前適時打を決め、試合の主導権を握った。

2回は先頭の6番糸井嘉男外野手(40)が右越え二塁打。相手失策が絡んで無死一、三塁とすると、約4年ぶりのスタメンマスクをかぶった8番長坂拳弥捕手(28)が一塁にセフティースクイズを成功させた(記録は犠打野選)。

先発マウンドに上がったウィルカーソンは7回3安打1四球無失点で今季3勝目。二塁を踏ませない安定感で自身2連勝を飾った。

2点リードの9回は守護神の岩崎優投手(30)が先頭打者から3連打で1失点。それでも最後は2死満塁で代打北村を遊ゴロに仕留め、今季6セーブ目を記録した。

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