阪神才木浩人投手(23)がプロ初完投初完封で1軍昇格を猛アピールした。ウエスタン・リーグの広島戦(鳴尾浜)で快投。「手術明けなので1試合投げ切れたのは、自分の中では一歩成長です」。20年11月に受けた右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)から再起し、完全復活を印象づけた。

長身189センチから投げ下ろす直球は今季最速の152キロを計測した。落差のあるフォークで散発4安打、8奪三振。無四球でテンポよく104球で投げ切った。平田2軍監督は「まったく1軍の投手と、ひけを取らない」と絶賛した。

プロ6年目、今月4日に育成から2年ぶりに支配下登録に戻った。だが「1軍で投げないと、この世界意味ない」と満足はしていない。1軍先発陣の壁は厚いが、18年の6勝右腕が昇格スタンバイOKの状態でお呼びを待つ。

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