どこまでが本当で、どこまでがフェイクなのか-。日本ハム新庄剛志監督(50)が攻撃時のサインの秘密について言及した。

試合前にインスタライブを実施したBIGBOSS。試合中の定位置である三塁側ベンチ本塁側の手すりにいつも通りに座り、複雑で難解なサインについて「ポイントは、サングラス」と話した。

ゴールドとオレンジ。2種類のサングラスを持って話を始めた。

新庄監督 このゴールドのサングラスをここ(頭の上に)かけて、壁に寄っかかって、僕がマスクを(右手でつまんで引っ張る動作を)1、2とやった時はバント。1、2、3はエンドラン。でも(同時に)林ヘッドコーチもサインを(三塁コーチャーに)出しています。このゴールドの時は俺がサインを出す。これがオレンジ(のサングラス)に代わると、今度は林ヘッドコーチが(サインを出す)。僕はカムフラージュで(マスクを引っ張る動作を)やっています。けど、サードコーチャーが見ているのは林ヘッドコーチ。で、これ(サングラス)がない時は、林ヘッドコーチから違うコーチがサインを出して(三塁コーチャーの)稲田コーチに(出している)。

新庄監督が攻撃中に装着しているサングラスも、特別な意味が込められている、とした。さらに、選手へ向けて出されるブロックサインについても言及。

新庄監督 ウチの選手は結構、サインミスをするんですけど、なぜかというとめちゃくちゃ難しい。ウチのサインは1+2+3-2…とか、選手は打席で(計算を)やっているから。すごい難しい。(サードコーチャーも)出し方が難しい。ウチのサインは他のチームより手数が多い。で、(新庄監督が)寄っかからなかったらサインが変わったり。難しいよ。

シーズン中にトレードで選手が移籍した場合は、サインも一新されるのが普通の世界で、試合前にサインの仕組みを話すこと自体が前代未聞。今回、BIGBOSSが明かしたサインの真偽はわからないが、ファンにとっては試合を観戦する上での注目ポイントが1つ増えた。