阪神に連敗中のロッテが、序盤に主導権を握った。

初回、先発のエンニー・ロメロ投手(31)が連打と四球でいきなり無死満塁の大ピンチを迎えるも、4番佐藤輝を直球で空振り三振にすると、後続も抑え、無失点で切り抜けた。

打線は2回2死一、二塁。この日今季初めて8番に入った高部瑛斗外野手(24)が先制適時打。二塁走者佐藤都の好走塁も光った。

球団を通じ「何とか2死から点を取れて良かったなと思います。まだまだ追加点が取れるように頑張ります」とコメントした高部の言葉通り、3回にも2死二、三塁からブランドン・レアード内野手(34)が左中間への2点適時二塁打。「一塁も空いていたし、しっかり球を見ていこうと思っていたが、失投を逃さずに捉えることができたよ」と初球の逃げる変化球に見事に反応した。

ロメロも持ち直し、5回まで3-0でリード。3得点はいずれも、2死からの粘りで奪った。

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