高卒2年目の日本ハム根本悠楓投手（19）が5回を93球、5安打2失点でプロ初勝利を挙げた。巨人戦でプロ初勝利を挙げたのは18年6月28日高橋昂（広島）以来で、パ・リーグの投手では初めてとなった。
▼19歳1カ月の根本がプロ初勝利。交流戦で巨人から白星を挙げた10代投手は21年6月9日宮城（オリックス）以来7人目で、日本ハムでは06年5月30日ダルビッシュ以来2人目。ダルビッシュや宮城ら過去6人は巨人戦で勝つ前にプロ初勝利をマーク。巨人戦でプロ初勝利を記録した10代投手は18年6月28日高橋昂（広島＝19歳9カ月）以来となり、パ・リーグの投手では根本が初めて。
＜根本アラカルト＞
◆プロフィル 2003年（平15）3月31日、白老町生まれ。173センチ、78キロ。左投げ左打ち。独身
◆球歴 白老虎杖浜小1年から虎杖浜タイガースで野球を始め、3年から投手。白老白翔中3年時に全国制覇。苫小牧中央3年時に道高野連独自開催の南北海道大会で8強。20年ドラフト5位で日本ハムに入団
◆中学日本一 白老白翔中3年の夏に全国中学軟式野球大会で優勝。3日間で4試合391球を投げ、決勝の刈谷朝日（愛知）戦では12三振を奪い完全試合を達成した。同年、U15日本代表に選出され、U15アジア選手権制覇に貢献
◆プロ成績 1年目の昨季は1軍デビューを果たせなかったが、2軍では12試合に登板し1勝1敗、防御率1.82。被打率は右打者の2割9分8厘に対し、左打者には1割2分としっかり抑える
◆イクラ 北海道の海産物が大好きで、昨年の春季キャンプでは「イクラ、エビ、ホタテ…、恋しいです」とポツリ。特にイクラが大好物で、しょうゆ漬けのイクラかけご飯なら「2、3杯食べます」。鎌ケ谷の入寮時は“イクラ型”アイマスクがお供だった
◆通勤 札幌ドームには主に地下鉄で通っている。最寄りの福住駅から球場までは徒歩10分ほど歩くため「朝はキツいです。眠たい」。まだファンから声を掛けられことはないという
