元ロッテで現在は社会人の日本製鉄かずさマジックの渡辺俊介監督(45)の長男の東大・渡辺向輝投手(1年=海城)が大学での神宮デビューを果たした。「こんなに強い打者と対戦したことがなかったので、ものすごく緊張しました。いい経験になりました」と話した。

1-7の5回2死二、三塁で、3番手として背番号16を背負ってマウンドへ上がった。

父と同じ右の変則投手で、「今日はサイドのイメージで投げました」。

慶大・坪田大郎捕手(1年=慶応)に中前打を許し1点を追加されたが、二塁走者の慶大・清原正吾内野手(2年=慶応)が本塁でタッチアウトとなった。

5回もマウンドへ。1死二、三塁で慶大・斉藤快太内野手(2年=前橋)に左越え二塁打を許し、2失点で降板した。

プロ通算525本塁打の清原和博氏(54)の長男、慶大・清原正吾内野手(2年=慶応)とは対戦はなかったが、「ブルペンで投げている時に見て、体が大きいなという印象が強いです」と話した。

▽東大・渡辺向輝投手の父で元ロッテの渡辺俊介・日本製鉄かずさマジック監督(45) 試合を見ていないので何とも言えないのですが…。この時期に投げさせていただき、貴重な経験になったと思います。まだ体作りの段階だと思います。これからも謙虚に頑張ってもらいたい。