名城大(愛知)は、亜大(東都)に逆転負けを喫し、準々決勝敗退となった。

先発の松本凌人投手(3年=神戸国際大付)は2回までに4四死球を出すなど制球に苦しむも、6回を被安打6の3失点、91球で降板した。安江均監督(62)は「初回から飛ばしていて、あそこが限界かなというところで代えました」と振り返った。

2-4の8回2死で、今秋ドラフト候補の野口泰司捕手(4年=栄徳)が亜大・青山美夏人投手(4年=横浜隼人)の内角フォークを捉えて左翼スタンドへ運び、ベンチを一気に盛り上げた。「1発を狙って、流れを変えてやろうと思っていた。インコースが得意なので、仕留められてよかった」と話した。

9回表の攻撃に入る際には全員で円陣を組んで臨んだが、青山から追加点を奪うことはできなかった。

昨年は、準々決勝で福井工大に8-17で大敗。今年は亜大と接戦の末に敗れ、真っ赤な目で「優勝しか見ていなかった。監督を優勝させたかったです。秋、絶対に優勝したい」と力強く話した。