中日が2試合連続、交流戦6度目の完封負けで6連敗を喫した。昨季投手2冠の柳裕也投手(28)に連敗ストップを託したが、打線は22イニング無得点と援護できず。ビシエドが20年に脱臼した左肩の違和感から7回守備からベンチに下がる事態も。借金も今季最多の「8」に膨れ上がった。試合後の立浪和義監督(52)の主なコメントは以下の通り。

-2試合連続完封負け

「そうですね。柳が踏ん張ってくれたので、何とかしてやらないといけないけども。この6試合で(7日ロッテ戦で)逆転負けしてから流れが悪くなった。打つ方も3試合で1点。これではなかなか勝つことは難しい。交流戦が終わって、前半はなんとか持ちこたえながら頑張ったけど、ここにきてこういう連敗をした。もちろん、この期間(リーグ戦再開までに)反省して、選手もそうですね。いろいろまた考えながらやっていかないと。シーズンはまだ続くので、必死になってやっていかないといけない。それだけですね」

-先頭打者を4度出したが

「今日は柳ということで、先に1点でも、というところで、(初回に送り)バントで併殺と。連敗中はこういうことが起きる。しっかりやれることをやっていかないと。そんなに点が取れるチームじゃない。しっかり練習してやっていかないと」

-ビシエドが途中で交代した

「肩にしびれが来た。昔、脱臼したところの後遺症。守備から帰ってきたときに、そういう報告を受けたので代えた」

-打線が働かないのは重圧か

「プレッシャーと言っても、こっちの方がチャンス。いらっしゃい、という気持ちで打たないと。それでも打てる打てないはある。ずっと課題にしている得点圏で1本が打てない。これは我々もアドバイスをするとかミーティングでもやっている。打席に立てば、選手が戦うしかない。選手の責任にするつもりもない。もっと意識を変えていけるように。試合が始まって送り出せばあとは、打席でもマウンドでも戦い。もっと強い選手が出てくるように、根気良くやっていく」

-ビシエドの今後は

「1回(病院で)調べてから(考える)」

-6連敗を止めるために緊急ミーティングなどは

「ミーティングはいつもやっている。もちろん柳で勝って流れを変えたいという風には戦っていた。緊急ミーティングというか、(リーグ戦再開までの)この4日間でもう1回、監督、コーチ、選手を含めてもう1回整理して、次の練習からそういう気持ちでやり直せ、と言いました」

-現段階では入れ替えは

「(福留)孝介を下に下げて、渡辺を上げる」

-福留は結果が出ていない

「本人もきつかったと思う。大事なところで使っていましたし。本人も1番重たいところで、あれだったので。これからどんどん変わっていかないといけない。あそこのポジション(代打)は経験させないとなかなか育ってこない。孝介にはそういう話もした。交流戦までという風に思っていた」

-調子が戻れば再昇格も

「そうですね。下で真面目に一生懸命やる。本当に良くなれば、もちろん。若い選手にいろいろアドバイスもしてくれと伝えた。現段階では上げるとか上げないとか考えていない」

-期待通りの働きじゃなかった

「期待通りというか、なかなか打てるもんじゃない。内容も含めて、区切りをつけないとという自分の判断です」

-5回の攻撃前円陣で波留コーチが選手たちに声をかけた

「投手ががんばっていて、投手を見殺しにしている試合が多い。打てる打てないはあるけど、目の色を変えて打席に立てと。いまの中日に打てる打てないはあるけど、そこの部分は1番大事な部分。波留が気合を入れてくれた。そこも大事と思う」

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