ヤクルトの“おじさんコンビ”が、再びそろって活躍した。投手最年長42歳の石川雅規投手が、今季最長の7回を7安打3失点で4勝目。松岡弘(ヤクルト)に並ぶ神宮球場最多の91勝目を挙げれば、野手最年長40歳の青木宣親外野手が2回、広島九里から同点2号2ラン。石川が今季初勝利を挙げた4月23日阪神戦(神宮)以来の1発で勢いをもたらした。ともにパパとなるベテランが「父の日」に存在感を示した。

石川はお立ち台で「青木おじさん、よく打ってくれますね。うれしいです」とロッカーも隣同士の“盟友”に感謝した。グラブの内側にはトランプの「ダイヤのエース」の刺しゅうを施す。長男・大耀(だいや)さんと次男・栄寿(えいす)さんにちなんだもので「何かないかなと思って、トランプいいじゃんって。自分でよかれと思って」。家族を身近に感じつつ、通算181勝目を手にした。

同じく2児の父となる青木も「石川さんの200勝に対しての思いは知っているので。何とかしたいという気持ちは当然あります。結果が出て良かった」とニヤリ。この日は家族が観戦に訪れており「子どもの前で打てたっていうのも何か格別ですね」と誇らしげだった。【鈴木正章】

▽ヤクルト高津監督(投打で奮闘した2人のベテランに) 石川がリーダーで青木が副リーダーのヤングスワローズなので。2人でゲームを作って、いいゲームだったと思います。

ヤクルトニュース一覧はコチラ>>