中日は継投失敗で敵地3タテを食らい、5連敗となった。打線が4回に3点差を追い付き、5回に勝ち越し。7回3失点と粘った先発柳裕也投手(28)の後を受け「必勝パターン」で逃げ切るはずが、8回にジャリエル・ロドリゲス投手(25)が2点差を追い付かれ、延長11回に6番手山本拓実投手(22)がサヨナラ打を浴びた。
立浪和義監督(52)は「勝ちパターンまでひっくり返されると痛い。勝てていないときは、そういうことも起きる」と肩を落とした。屋外球場の連敗は10に伸びた。
試合後の立浪監督の一問一答は以下の通り。
-ロドリゲス、山本ともにあと1人で痛打された
「そうですね。久しぶりに追い越したが、勝ちパターンでいって、最後やられる分はしょうがない。いいところもあったし、ミスもあった。反省して振り返ってやるしかない」
-木下がベンチを外れた
「ちょっと腰痛があった。何日か試合に出られない。(東北2連戦は)行かない予定。バンテリンドーム(阪神戦)から出られるように。(この日は)球場に来て治療はして(名古屋に)戻った」
-スタメン起用の石橋は
「これからの選手ですし、ミスはあると思う。また乗り越えないと。ああいうところ(延長11回1死一塁)で三振ゲッツーのチャンス(つぶした)。いい球かどうかは分からないが、課題としてやっていくしかない」
-守護神R・マルティネスは出さなかった
「延長12回まで考えたときに、阪神の場合は後攻めだから先に使う。ウチもそうですが、12回まで置いておかないといけないので」
-柳が初回打たれ、2回以降持ち直した
「横から見ているのでコースは分からないが、立ち上がりは阪神の勢いでポンポンと連打された。途中からはカーブとか緩急をうまく使い出したかな」
-清水は9回を3人で抑えた
「上位打線だからロドリゲスよりも先にとも考えたが、打順によって7、8回を変えてられない。今日はあえて清水に行かせた」
-石岡が3試合とも存在感を見せた
「長打という意味ではそう期待はできないが、守備も含めて非常にいい働きはしてくれている」
-延長11回は石岡から安打がつながったが、二塁から本塁憤死した
「球がそれればと。なかなかヒットはそんなに続かないので。あれはベンチからもヒットだったら全部行けと」
-28日からの東北遠征での入れ替えは
「鵜飼を下で1回ゲームに出させる。代打で使う選手でもないですし、ちょっとここまでやってきて、本人も悩んでいる部分もある。試合に出て、よくなったら、もちろん上げる」
-粘ったが負けた
「勝ちパターンまでひっくり返されると痛い。これは試合ではこういうこともある。なかなか勝てていないときはそういうことも起きる。先頭打者のラッキーなヒットも、ウチにもあったが、そういうことが負けているときは重なる」