5位阪神がエース青柳晃洋投手(28)の登板試合で手痛い敗戦を喫した。4連敗で借金は8となり、6位中日に1ゲーム差。最下位逆戻りが近づいてきた。

8回に糸原健斗内野手(29)の適時中前打でようやく1-1と振り出しに戻したが、8回にセットアッパー湯浅京己投手(22)が打たれた。湯浅は3敗目。

勝たなければならない試合だった。中日は大野雄大投手(33)が試合直前に登板回避。5月にこのバンテリンドームで10回2死までパーフェクト投球をされた天敵のアクシデントだった。だが緊急先発した藤嶋健人投手(24)に3回を0封されると、その後も根尾昂投手(22)を含む小刻みな継投の前に沈黙した。

頼みの青柳は6回1失点と踏ん張った。3回に山下斐紹捕手(29)に先制ソロを浴びたが、あとは粘りながら生還を許さなかった。援護がなく0-1のまま降板。9勝目を逃したが、負けもつかなかった。

2三振を奪った右腕は、今季78奪三振でリーグ単独トップになった。8勝(1敗)のほか、防御率1・49、勝率8割8分9厘、78奪三振と主要部門トップを独占している。

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