佐々木朗希の同期コンビが、ロッテを4月16日以来の勝率5割復帰に導いた。4-4の8回、佐藤都志也捕手が右翼席上段への決勝3号ソロ。打った瞬間に右手を上げる確信弾に「パフォーマンスを決めている時にファウルだったら恥ずかしいなと思ったので、何とか入ってくれ、お願いしますという気持ちで見ていました」と興奮しながら振り返った。

高部瑛斗外野手の同点打が逆転への機運を高めた。7回1死二、三塁。「ここ1本でどうにか」と強く願い、ひと振りで右翼線にはじき返した。19年ドラフトは1位が佐々木朗、2位が佐藤都、3位が高部だった。「去年も一昨年も、ずっと(佐藤)都志也の活躍を見ていたので、とても心強い存在です」と同じ大卒打者同士で高め合い、今季の働きぶりは野手ではトップクラス。助っ人勢がいまだ低調な中、若い打者たちが着実に強くなっている。【金子真仁】

▽ロッテ・ゲレーロ(救援で今季2勝目)「高部が同点タイムリーを打ってくれて、さらに気持ちも高まりましたし、本当にいい感じで試合に入れました」

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