9回2死走者なしからドラマが生まれた。

0-1で迎えた打席。後がない中で、巨人吉川尚輝内野手(27)がDeNAの守護神山崎の初球をたたいた。真ん中高めに来た148キロ直球を狙いすましたように一閃(いっせん)。右中間席に突き刺さる4号ソロが、巨人ファンをよみがえらせた。

「何とか塁に出ることを考えていました。初球のストレートを芯で捉えることができて最高の結果になってよかったです」と喜びをかみしめた。

巨人の9回までの安打は、吉川の2本のみ。1本目は6回2死からの中前打で、DeNA先発今永の無安打投球を止めた一打だった。

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