広島打線がまたも中日柳裕也投手の前に屈した。6回までわずか1安打。0-2の7回は無死満塁から堂林翔太内野手の犠飛で1点を返すも、続かない。1死一、二塁からの代打攻勢も奏功しなかった。

天敵柳に今季4度対戦して3勝を献上するだけでなく、30回1/3でわずか2得点止まり。佐々岡真司監督は「いろいろ考えて対策はしている中で、なかなか攻略できない」と頭を抱えた。

▽広島野村(6回2失点も今季初黒星) 最初はうまくいかなくて(失点した)。そこからゼロに抑えられたので、何とか試合はつくれたと思います。チームが負けているので悔しい。

▽広島堂林(7回に犠飛。今季チームが柳から奪った2得点はいずれも自身の打点) 失投だった。犠牲フライではちょっと満足できない。最低限は最低限なんですけど、後々振り返ってみたら、悔しい。

○…秋山翔吾外野手が肩で存在感を示した。1点を先制された1回。なお1死一、三塁で5番A・マルティネスの右翼ファウルゾーンへの飛球を捕球すると、本塁へダイレクト送球。タッチアップからスタートを切っていた三塁走者の阿部を刺した。「守る方は良かったですけど、打つ方も仕事なので。(流れを)止めちゃったのかなと思う」。強肩発動も、2戦連続無安打に終わった打撃内容を悔いた。