20歳の一振りが全てを救った。オリックス紅林弘太郎内野手(20)が、2-2と同点に追いつかれた直後の8回に勝ち越し4号ソロを左翼席に運んだ。

「打ったのは真っすぐだと思います。インコースのボールにうまく反応することができました! 同点に追いつかれた直後でしたし、なんとか塁に出ていこうと思って打席に入っていたので、いい結果になってくれてよかったです!」

ソフトバンク森の3球目145キロ直球を左翼席に放り込み、強く拳を握った。

貴重な勝ち越し弾は、最後まで諦めない気持ちから生まれた。「もっと声出して、全員で最後まで!(優勝した)昨年は諦めない野球って感じがした。今年も、負けてても『なんかあるな』と思わせられるような、諦めない野球をしたい」。有言実行のV弾をかっ飛ばした。

若武者の一撃で2カード連続の勝ち越しを決め、借金2。昨季王者の意地を見せるときがきた。

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