中日根尾昂投手(22)が大阪桐蔭時代に慣れ親しんだ聖地で自己最速を更新した。

1点を追う7回に2番手で聖地2度目の登板。2回に2ランを放っていた先頭糸原の初球に、これまでを1キロ上回る153キロを計測。最後は152キロの直球で三ゴロに打ち取り、続く山本も151キロ直球で二飛。北條は2ボール1ストライクから渾身(こんしん)の153キロの直球で二ゴロに。阪神がリクエストしたが、リプレー検証で判定は覆らず。今季9度目の登板は1回14球、3者凡退と完璧な救援だった。

根尾は「球速は気にしていないです。次も自分のピッチングができるように頑張ります」と淡々と振り返った。

先発した2年目の上田洸太朗投手(19)は6回2安打2失点と好投していた。根尾は1点ビハインドを保って打線の反攻を待つ役目をきっちりこなした。チームは連敗となったが、立浪和義監督(52)は「負けている展開だったが、結果でどんどん自信つけてもらいたい」と今後に期待を寄せた。

根尾はここまで9試合に投げ、0勝0敗1ホールド、防御率2・35と、安定した投球を続けている。【伊東大介】

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