コロナ禍のヤクルトは、左半月板クリーニング手術で戦列を離れていたドミンゴ・サンタナ外野手(29)が出場選手登録され、即「5番右翼」で先発出場。復帰戦で複数安打を放った。

まずは1回、村上の適時二塁打で1点を先制しなお2死二塁。DeNA浜口の6球目、外角145キロ直球を三遊間へ。全力疾走で遊撃内野安打とし、2死一、三塁とチャンスを拡大。オスナの適時打をお膳立てした。

4回無死の第2打席は、同じく浜口の3球目を捉え、左前にはじきかえすクリーンヒット。6回1死の第3打席は空振り三振に倒れたが、復帰戦でいきなり結果を示した。

来日2年目の今季は開幕から「5番右翼」で出場。4月6日中日戦(神宮)で負傷し、翌7日に登録抹消となるまで、10試合で打率3割4分3厘、4本塁打、10打点と好調だった。4月26日に米国フロリダ州の病院で手術を受けて初期段階のリハビリを開始。今月2日に再来日し、2軍で本格的な調整を進めていた。チームは1、2軍で合計29人が新型コロナウイルスに感染する非常事態を迎えている。昨季の日本一にも大きく貢献した助っ人に、大きな期待がかかる。【鈴木正章】

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