コロナ禍のヤクルトが巨人に競り勝ち、8日阪神戦(神宮)から続いていた連敗を6で止めた。

2回無死一、二塁、オスナが巨人戸郷の低め135キロフォークを捉え左翼へ先制の適時二塁打。「毎試合ですが、とにかく先制点をとる気持ちで試合に入っているので今日も先制点が取れてよかったです」と喜んだ。なお無死二、三塁から武岡の二ゴロの間に1点を追加し、幸先よく2点を先制した。さらに5回1死三塁、古賀が適時二塁打を放ち1点を追加。6回には2死満塁から武岡の二塁内野安打で2点を加え、戸郷をマウンドから引きずり降ろした。

投げてはプロ2度目の先発となる小沢が、最速151キロの力強い直球を軸に6回を84球、5安打7奪三振無失点。「ゾーン内でどんどん攻めていこうと決めてマウンドに上がりました。(二塁手)武岡のファインプレーなど野手のみんなに助けてもらい無失点で抑えることができました」と振り返った。

チームは8日から15日にかけて、高津監督をはじめ1、2軍で合計29人が新型コロナウイルスに感染したが、長岡、内山壮、奥村ら感染者が徐々に戦列復帰。4月下旬に左半月板クリーニング手術を受けたサンタナも復帰するなど、戦力も戻りつつある。

▽ヤクルト古賀(5回1死三塁から適時二塁打)「(先発の)小沢さんが本当に粘って投げてくれているので追加点を取りたかった。武岡が三塁まで走ってくれたので、外野まで飛ばそうと思って打ちました」

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