阪神は21日、来年2月から2軍の春季キャンプを沖縄・うるま市の具志川野球場で実施すると発表した。この日までにうるま市と覚書を締結した。2軍春季キャンプは今季まで高知・安芸市で実施してきたが、沖縄・宜野座村でキャンプを行う1軍との入れ替えは容易ではなかった。現在は多くの球団が1、2軍ともに沖縄で春季キャンプを張っており、練習試合も組みやすくなるメリットがある。秋季キャンプについては今秋も高知・安芸で実施する。

百北幸司球団社長(61)は「比較的に宜野座村と近いということもあります。具志川球場がプロ野球の他のキャンプ地としても利用されていますし、そのこともあってうるま市さんに受け入れていただいたということで非常に感謝はしています。うるま市さんとは、来年からのキャンプ開催を機に、スポーツ振興とか、社会貢献活動の面でも手を携えて長期的な視点でともに取り組んでいきたいと思っております」とコメントした。