12歳の侍が世界一を目標に掲げた。

「第6回 WBSC U12ワールドカップ」(29日~、台湾・台南)に出場する侍ジャパンU12代表の直前合宿が22日、都内で始まった。元中日、巨人の井端弘和監督(47)とともに会見に臨んだのは、増井秀隼主将(12=瀬戸リトルシニア)。捕手に、三塁、遊撃、外野もこなすキャプテンは「(日本が)優勝したことがないと聞いたので、みんなとチーム一丸になって優勝したいです」と元気よく話した。

代表ユニホームを着るのは初めてだという。「まさか自分が着るとは思ってなくて、とてもうれしいです」と初々しかった。セレクション時から目を輝かせてプレーする姿が井端監督の目に留まり、キャプテンに指名された。同監督は「短期間でチームをまとめるのは大変。その経験を中学、高校と生かしてくれたら、彼のプレーにも生きると思います」と期待していた。