ロッテが広い札幌ドームで強烈“ごっちゃしずし”をさく裂させた。

先発本前の序盤の5失点を徐々に詰め、5回2死で4番井上晴哉内野手(33)が同点2号弾を左翼席中段に運んだ。恒例ごっちゃしポーズを済ませ、ベンチへドスン。その50秒後。「ベンチ座って、あー、本前の負け消えたか、良かったな~、あっ」。ブランドン・レアード内野手(34)の勝ち越し13号ソロが、同じような場所へ吸い込まれた。すしパフォーマンスでベンチも再び盛り上がった。

初回に4失点したが、連勝中のチームは集中力もすごかった。「どこかでいけると思っていたので。試合中はどこか隙もうかがっているので。ずっとファイティングポーズを取っていますね」。大量失点から1時間少々で追いつき、一気にひっくり返した。

井口資仁監督(47)は端的にまとめた。「久々に見ましたね。4番、5番が打てば勝つってことです」。チーム打率は12球団最下位、本塁打は10位ながら、調整中のマーティンや右肩痛の安田も含め、中軸が本領発揮すれば力はある。今季2度目の5連勝で、貯金も今季最多の3に。抜け目なく戦国パを戦う。【金子真仁】

▼ロッテが昨年8月21日ソフトバンク戦(スコア0-5→8-6=5点差)以来の5点差以上逆転勝ち。これで18日ソフトバンク戦からオール逆転勝ちの5連勝をマークした。ロッテが逆転勝ちを5試合続けたのは02年7月19~23日以来、球団20年ぶり。

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