ロッテ佐々木千隼投手(28)が好リリーフで今季2勝目を挙げた。

先発本前が序盤に崩れたものの、4回に周囲から「茶」「チャー」と呼ばれる茶谷の適時打などで1点差に迫り、4回裏からマウンドへ上がった。

熱いおしぼりを手で踊らせるようにロジンを多めに踊らせ、いきなり上位打線に。近藤には四球を与えたものの、今川をスライダーで三振にし、無失点。その裏に井上の同点弾、すし大好きレアードの勝ち越し“すし弾”が生まれ、勝利投手の権利を手にした。続く5回も2三振を奪った。

昨季は8回の男として必勝リレーに君臨したが、今季は出遅れ、試合前時点では防御率9・26と苦しんでいた。ようやくの好投。井口監督も「千隼があそこでぴしゃっと止めたのが大きかったと思います」と評価。「1点差2点差にしていけば逆転できる雰囲気はありますので、そういう意味では早い段階で追いつけたのは大きいですし、4回から佐々木を入れたのもそこなので。チームとしていい方向に向いているなと思います」と、手ごたえを感じていた。【金子真仁】

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