阪神が19度目の完封負けで2連敗を喫し、3位に転落した。先発した伊藤将司投手(26)が7回まで無失点の好投も、8回に3失点で、5月29日ロッテ戦以来、約2カ月半ぶりの黒星となる3敗目。打線はDeNA先発浜口を攻略できず、沈黙した。

新型コロナウイルスの陽性者が続出している影響で、相次いで主力が離脱し、チームは40日ぶりの連敗。11カードぶりの負け越しとなった。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

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-伊藤将は立ち上がりから自分のピッチング

「そうやね、まあ、リュウ(梅野)と2人で真っすぐで結構押していったのが中盤以降ね、うまく逆に変化球も使えたし、真っすぐもインサイドにしっかり投げて、今日割合的には結果真っすぐ多かったので、これだけ戦ってくるといろんなデータも向こうもイメージもあるから、そこを崩していけた要因かなと思う」

-8回の守備は前に出た結果

「いやー、まあまあ中途半端にちょっとなっちゃったかなって、行くのかやめるのかっていうのがヤスの中でちょっと中途半端になったなっていう感じには思ったけどね」

-伊藤将が頑張っていただけにみんなで勝たせたかった

「もちろん」

-打線も近本が離脱する中、苦しいところもある

「そら苦しいよ、1番、3番、5番がいないんだから、そらもう、やりくりも大変だし、まあまあ試合をやる以上は粘るしかないんで」

-今後も左腕の先発が続くと思うが、陽川が好調

「まあまあ、そうやね。メンバーも限られているんで、その中で調子のいいやつっていうのが出てきてくれないと。そういう中で陽川はそういう存在になりつつあるんで、やっぱり打つっていうことで、陽川らしさっていうのが出る選手だと思うんで、まあ、そこは自分のためにも、チームのためにも打ってくれたらなと思うけどね」

-久々の連敗となったが、ここからズルズルいかないことが

「まあ、どっちもあるよね。ここまで連敗せんできた選手たちもしっかりやってくれたなっていうのもあるし、まあ、それはピッチャーがね、よく頑張ってきてくれていたんで。まあ、試合は待ってくれないんで」

-佐藤輝も最後何とかしてやろうという気持ちも見えたと思うが、ひとりにかかる期待も大きい

「ひとりにかかるもんじゃないよ。別に、そんな。みんなでやるんだから。輝は輝のやることをやればいいし、別に輝がそんな重荷を背負うような、まだ立ち位置じゃないでしょう。そんなふうにはオレは全然思っていないんで」

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