20年8月1日以来、740日ぶりに1軍マウンドに立ったロッテ種市篤暉投手(23)は3回5安打3失点で降板した。

じわじわと1点ずつ失った。1回は1死三塁から牧原大にフォークを二塁打され、2回は1死で中村晃にソロ本塁打を被弾。3回は4四球で押し出した。直球の最速は146キロだった。

74球、1点ビハインドで交代。5回に味方が追いついて自身の黒星は消えた。

「期待して使っていただいて結果を出せなかったのは自分の実力かなと思います。しっかり反省して次に生かせたらと思います。約2年ぶりのマウンドでしたが、変に緊張することもなく、意外と冷静に周りも見えていたかなと思います。大きな歓声もいただいて本当にうれしかったです。1軍の舞台で投げることができたということが今日の一番の収穫だと思います。あとは課題を1つずつつぶしていって、次回またチャンスをいただけたら、いい結果を出せるように頑張ります」とコメントした。

19年に8勝を挙げた種市は、翌年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季はリハビリに専念していた。

井口監督は試合後「球数は70か80と決めてました」と話し、「結果は別として、1軍で投げたのは非常に大きかった。また次回チャンスがあると思うんで、制球だったりね、そういうのをしっかりやってくれると思います」。今後の起用について、1度登録を抹消して再調整期間を設けてから、再び先発起用する意向を明かした。

▽ロッテ・マーティン(1回にソフトバンク・レイから9号2ラン)「打ったのはストレート。打てるボールをしっかり自分のスイングで捉えることができたよ」

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