2連覇へ、最初のヤマになる。オリックス吉田正尚外野手(29)が19日からの西武戦(ベルーナドーム)でリベンジを誓った。「前回やられていますから。ここでしっかり勝ち越せないと離されてしまう。何とか食らいついていきたい。本当に、どっちに転ぶか分からないですし」。今月2~4日に同球場で3タテを食らっている。昨年以上の混パ。昨年のように終盤勝負にするには、首位相手の連敗はもうできない。

前の3連戦は計10打数1安打。今回は相手投手が変わる可能性が高いが、今季の西武戦は打率2割3分。4番の奮起が不可欠なのは間違いない。「西武の投手自体がみんないいし、しっかり攻められてる印象。その上をいけるよう受け身にならず、攻めていく」。

今季最後のほっともっとフィールド神戸の試合は今季初の降雨中止。「残念です」と表情を曇らせたが、18日の移動日を含め2日間の休養は前向きに受け止めていた。【柏原誠】

○…3番で奮闘を続ける中川圭が逆転Vのキーマンになる。わずかに規定打席未満ながら打率3割1分2厘。マルチな働きが光る。「後ろが(吉田)正尚さん、ラオウ(杉本)さん。走者がいる、いないでは相手の重圧も違う。僕の仕事と思って全うしていきたい。チームに貢献してナンボですから」。昨年、ケガで優勝に貢献できなかった悔しさが原動力だ。

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