2日から巨人の臨時投手コーチを務めてきたOBの高橋尚成氏(47)が任期最終日の20日、リモート取材に応じた。主に2、3軍の投手陣を指導し、各選手の悩みに寄り添い耳を傾けるよう心がけてきた。特に同じ左腕の高橋優貴投手(25)について「昨年11勝したが、自信を失っている感じだった」といい「持っているものは僕よりすばらしい。打たれる前に四球、四球では話にならないので、ゾーン内で攻めることを心がけた方がいい」とアドバイスしたと明かした。

選手の今後へは「3軍の選手でもこれから伸びていきそうな選手ばかりだった。監督コーチに言われたことを自分なりに考え、かみ砕いてやっていけば自ずと良い選手になると思う」と期待。約3週間の臨時コーチを終え「ジャイアンツのユニホームの重みを感じることができた。どこまで伝えることができたか分からないけど、充実した気持ちでいっぱいです」と語った。今後、再びコーチのオファーがあれば応じるかと問われ「もちろん、それはあります」と笑顔で意欲を示した。