仙台育英(宮城)が下関国際(山口)を下し、東北勢として春夏通じて初の頂点に立った。

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OBで埼玉武蔵ヒートベアーズの由規投手(32)が、優勝の瞬間、アルプスから大きな拍手をおくった。「鳥肌がたちましたよ。いいものを見せてもらいました。後輩たちがやってくれました。うれしいですね。よくやった!」と笑顔を見せた。

今夏は、初戦から準決勝までテレビ観戦。決勝戦は、いてもたってもいられず甲子園にかけつけた。「ホームランを打った岩崎君は予選、ベンチ外だったと聞いていたし。あそこで打つところはさすが。思いが強い方が勝つというのはこのことですね」と喜んだ。

試合後は、校歌を一緒に口ずさんだ。「決勝で勝って校歌を歌えるなんて。OBとしてこれ以上はないですよ。この目で見られたことが1番。来てよかった。幸せでした」。久しぶりに会う同級生、後輩たちとともに、喜びを分かち合った。

【甲子園】仙台育英が東北勢悲願の初V 第1回大会から107年目 大優勝旗ついに白河越え