27日に開幕する、仙台6大学野球秋季リーグ戦で2季連続優勝を目指す東北福祉大は24日、社会人野球の七十七銀行とオープン戦を行った。プロ注目で、最速145キロ左腕・坂根佑真投手(4年=天理)が先発し、5回を3安打無失点で試運転を終えた。「フォームが安定して、ベストな状態に近い」とうなずいた。

心身ともに、スケールが増した。140キロ台直球に変化球を織り交ぜながら、打たせて取る。奪った三振は2。無死四球と制球力は抜群だった。夏場は自らの投球動作を動画で徹底的に見直し、著書「勝者の呼吸法」を熟読。マウンドでの気持ちの持ちようを学んだ。「精神的な部分で対打者に集中できている」と手応えを口にした。

今春はリーグ優勝を果たすも、昨秋は涙の2位に終わった。「チームの勝利が一番なので、優勝を目指してやっていきたい」と決意をにじませた。