阪神岩崎優投手(31)が、今季初めて7回に登板し、1イニング無失点に抑えた。今季25セーブも8月はセーブシチュエーション1回、同点の場面1回で失敗。配置転換について、矢野監督は「一番ね、後ろでやっていたんですけど、まあいろいろ考えながら、優のいいところで使っていきながらというふうに考えて、7回に使いました」と説明した。

4点リードの場面で、2番手で登板。先頭のDeNA柴田に右前打を許したものの、その後は伊藤光、代打嶺井を2者連続空振り三振に仕留めた。

2死一塁とすると、1番桑原が放った遊撃へのゴロを中野がはじき(記録は内野安打)、2死一、二塁。続く2番楠本の遊撃へのゴロを中野が捕球し二塁フォースアウトを狙ったが、これが間に合わず(記録は遊撃内野安打)、2死満塁となった。

ここで迎えるは、リーグ最多安打の佐野。好打者が相手も、2ボール1ストライクから捕邪飛に仕留めた。ホームランが出れば同点となるヒヤヒヤの展開だったが、なんとかゼロで踏ん張った。

岩崎は9年目の今季、本格的にクローザーを任され、試合前時点でリーグ5位の25セーブを挙げている。ただ、今月6日の広島戦で4失点を喫し、3点リードを守れずサヨナラ負け。同14日の中日戦では同点の9回に登板。2試合連続で勝ち越し点を献上し、敗戦投手となっていた。

その後、金村投手コーチは「2試合連続というのは、クローザーとしてこたえるのもある」と配置転換を示唆。21日の巨人戦では5点リードの9回に登板し、1回無失点に抑えていた。

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