2位DeNAが22年ぶりの1試合7被本塁打で首位ヤクルトとの直接対決に連敗し、ゲーム差が6に広がった。

投手陣が今季ワーストの23安打を浴びて16失点。三浦監督は「展開的にも流れ的にもね、ちょっとね…ちょっとどころじゃないですけどね、打たれすぎましたね」と振り返った。

大敗への入り口となったのは村上への申告敬遠だった。1-1の3回1死一塁から山田に二盗を決められ、2ボールとなり、指揮官は歩かせる決断を下した。ここで先発石田が踏ん張れず、2死満塁から内山壮に中前に運ばれて二塁から村上も生還する決勝の2点適時打を浴びた。

4回以降は勢いづいたヤクルト打線を中継ぎ陣が止められなかった。3本塁打を許したキブレハン、2試合連発のオスナにサンタナと助っ人勢にパワーを見せつけられ、高卒2年目の内山壮にも2号ソロを献上。最後は村上の48号ソロも食らって、00年8月10日巨人戦(東京ドーム)以来、球団4度目の7被本塁打。前夜の3被本塁打と合わせて2試合で10被本塁打に「打たれすぎですよね」と、指揮官も嘆いた。

豪快なアーチの影には“村神様”に5安打を浴び、26日の第3打席から9打席連続出塁(3本塁打、4単打、2四球)を許している。「また(対策を)考えないといけない」と話す三浦監督は前だけを向く。奇跡の大逆転Vへ、3連敗だけは避けたい28日の直接対決第3ラウンドへ向けて「負けて悔しいけど、ここまでやってきたことがなくなるわけじゃない。今日の負けを無駄にしないようにしないといけない」と話した。【木下大輔】

▽DeNA石田(3回3失点で3敗目)「攻める気持ちを持っていた中で四球を与えてしまい、1人で野球をしてしまったことは反省点です」

○…京山が村上に真っ向勝負を仕掛ける。28日ヤクルト戦に先発する右腕は「僕は逃げずに攻めて。攻めた結果のフォアボールはOKだと思うので、逃げずに攻めていきたい。しっかり攻めれば抑えられる打者なので、間違えないように攻めていけたら」と、気合十分。プロ1号も放って今季初勝利を挙げた前回21日広島戦に続く快投で、4番を中心にヤクルト打線を抑え込む。

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