日本ハム吉田輝星投手が「夏男」ぶりを発揮した。2-2の6回に登板し、テンポよく3者凡退。直後の7回に、味方打線が勝ち越しに成功した。5月18日オリックス戦以来の2勝目が舞い込んだ。「いい流れをつくれるように、ストライク先行でいくのは常に考えている。勝利がたまにあると気持ち的にもうれしいですし、乗っていける」と話した。

勝ち投手とは知らぬまま試合後、恒例のベンチ前での勝利の儀式に臨んだ。輪の中心で一丁締めの音頭を取ったが「勝ち投手と分かっていたら、もうちょい(あいさつを)考えたんですけど…。ナイスゲームでした、と普通なことしか言えなかったです」と苦笑い。「中継ぎで出来るとは思わなかったので、ちょっと気持ち良かったです」と余韻に浸った。

8月は登板9試合で1勝0敗2ホールド、防御率0・87をマーク。7試合連続無失点中と波に乗っている。18年夏の甲子園大会準優勝右腕は「夏ですから。僕の季節です」とドヤ顔した。「しっかりケガせず、このままずっといいピッチングをしたいと思います」と4年目のシーズンを走り抜ける。