日本ハム万波中正外野手(22)が、鬱憤(うっぷん)を晴らす決勝アーチを架けた。1-1の5回1死走者なし。直球1本に狙いを定め、思い切り振り抜いた。「打った瞬間、いくかなと思いました」。左翼席に飛び込む14号ソロで、本塁打数は清宮を抜いてチームトップに立った。

新庄監督は「2ストライクから、向こうのミスだと思いますけどアレを…打つんだから逆にビックリしましたよ。え、ファウルじゃないの!? って」と意外性抜群の1発を笑った。

前カードの西武戦では、パ・リーグ本塁打トップを走る山川に話を聞きに言った。前回8月27日の本塁打から、この日の1発までに7打席に立って6三振1四球。「前、飛ばねえなあ」と思いながらも、「最近は気持ち的には割り切れていた。本当にうまいこと打てて良かった。三振は、ここから減らしていければ」と前向きだった。

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