阪神が63年以来となる球団ワーストタイの24度目の完封負けで巨人に連敗した。

先発西純矢投手(20)は6回まで1安打無失点と好投も7回に先頭丸に四球を出し、4番中田へ左翼へ決勝の17号2ランを浴びた。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。

-先発西純は7回、巨人中田に初球のフォークを2ランされたが、どうみたか

「いやいや、それよりも(先頭の丸への)四球でしょ。四球がやっぱりね。代走を出されて、クイックせなあかん、長打警戒せなあかんっていうところで。(中田に)本塁打を打たれたっていうのは、もちろんひとつだけど。四球がもったいない」

-西純は立ち上がりからいい状態だった

「そうやね、バランスもよく、いい球いっていたし。まあ若い投手なんで、そこは痛い1敗やけど。ああいうね、球数もまだ少なかったけど、投手も疲れてる、打者も目が慣れてくるっていうところの、あっこを乗り越えるような投手になっていってもらいたいし。こっちが点をとってやれなかったっていうのは、もちろん原因のひとつなんだけど、アイツの成長というのを考えるとね、やっぱあそこを乗り切れる、で、四球を先頭、ストレート(4球連続ボール)で出しちゃうっていうところが、結果的にもったいないんで、そういう投手になっていってくれたらと思います」

-西純の次回以降は

「それは今すぐは、わからん」

-打線は7安打で走者が出てもつながらなかった

「もちろん、どこかで長打が出てくれたらというのはある。低めに丁寧に投げられてゴロになっちゃったというところはあると思うけど。点を取れなければ勝ちはないんで」

-近本が今季も最多安打争いと活躍

「ケガなくやれるというのもそうだし。調子の波というのがあれば、なかなかそういうところには届かないと思う。毎年、どちらかと言えば春先がちょっと調子が上がらなくて、というところはあるけど、途中で連続試合安打とか、走りながら、安打も打ちながらということは、体もけっこう大変だと思うけど。体もしっかりケアしながら、技術にも貪欲に取り組んでいるという結果がそういうところに出ているんじゃないかな」

-浜地も40試合以上で防御率0点台

「うん、まあね、今年中継ぎで浜地と湯浅がしっかり出てきてくれたっていうのが、チームとしても大きいしね。浜地自身もね、『これでいける、自分の投球はこうなんだ』というのを確認しながら、まあ、でもね、研究されたり、対戦していけば打者はどうやって攻略しようかなとなってくるけど。まずは1年通して、1回離脱があったけど、これだけ投げられているのは本人の自信にもなっていると思います」

-週明けから首位ヤクルト戦

「まあ、もうやるしかないんでね。精いっぱい頑張ります」

【ニッカン式スコア】4日の阪神-巨人戦詳細スコア