2位DeNAがエース今永昇太投手(29)で星を落として、台風14号の接近に伴って阪神戦(甲子園)が中止となった首位ヤクルトとのゲーム差が「7」に広がり、優勝マジックも1つ減らして「6」としてしまった。残り13試合となったチームにとって痛い敗戦に、三浦大輔監督(48)は「今永も、こういう時もあります。また明日、勝てるようにみんなで準備していくだけです」と、話した。

今永は自己ワーストとなる1試合4被本塁打で5点を失い、7月23日阪神戦(甲子園)以来の黒星となる4敗目を喫した。

1点リードの2回に先頭の中田に同点23号ソロを打たれた後に、2死一塁からは大城の勝ち越し13号2ランを浴びて勝ち越しを許すと、4回にはポランコに23号ソロを献上。さらに6回には丸に27号ソロを浴びて、プロ7年目、通算134度目の先発で初めて1試合で4本塁打を打たれた。6回までの被安打は5本だったが、失点につながった手痛い4発を食らって失点を重ね、マウンド上では何度も首をひねりながら、表情をゆがませた。今永は球団を通じて「前回登板で空振りやファウルが取れていた球がはじき返されてしまいました。2アウトからの大城選手の本塁打が試合を決めてしまったと思います」と、コメントした。

今永の1試合3被本塁打は通算7度あるが、そのうち最も多いのが巨人戦で4度。直近では昨年8月22日巨人戦(東京ドーム)で丸とウィーラー、そして日本ハムから移籍初戦だった中田に本塁打を許して以来の本塁打攻勢を浴び、自身の連勝も「6」で止まった。

▽DeNA森原(8回に楽天から移籍後初登板で2三振を含む3者凡退)「試合数も残り少ないですが、出番がきたら打者1人1人、全力で向かっていきたい」

【ニッカン式スコア】19日の巨人-DeNA戦詳細スコア