オリックスが吉田正尚外野手(29)の決勝弾で接戦を制し、4連勝を飾った。ソフトバンクも勝ったため首位奪取はならなかったが、シーズン最終盤に来て加速を続けている。

吉田正は3-3の8回、西野のスライダーを完璧にとらえ右中間席に運んだ。「しっかりと1球でしとめることができました」。2試合連発で、2年連続4度目の20本塁打に乗せた。

雨中の戦いになったが、先発の山崎福也(30)が7回途中まで力投した。降板後に同点にされながら、直後の攻撃で4番打者の1発が飛び出した。

攻撃では2回に伏見寅威捕手(32)がしぶとく右前に落として先制した。1-1の5回には伏兵太田椋内野手(21)が今季1号ソロ。太田は6回にも適時左前打を放った。

前日19日は首位ソフトバンクにサヨナラ勝ち。直接対決3連勝で一気にゲームなしまで詰め寄っていた。この試合でも吉田正は1点を追う土壇場9回に同点打を放っていた。19号2ランに適時打2本と、驚異の勝負強さを見せていた。

負けていれば再びソフトバンクと1ゲーム差だったが、主砲の活躍でぴたりと追走。残りは5試合だ。

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