プロ野球12球団と日本野球機構(NPB)は21日、都内でオーナー会議を開いた。

イースタン・リーグに新規参入球団を加え、8球団に増やす案についても話し合われた。各オーナーからは「野球の振興に資するように、野球界全体の発展につながるように検討して欲しい」と要望が出された。ただ、議長として会議後の会見に臨んだ巨人山口寿一オーナーは「皆さまに、まだ報告できる段階ではない」と詳細は控え、継続審議との見解を示した。

東京に本社を置く企業が静岡市を本拠とし、2軍のみの球団を持つ案が出ている。この点についても、山口オーナーは「お知らせできる段階にない」としたが、今後の起こり得る手続きについては言及した。

野球協約では「オーナー会議の議決は、出席したオーナー、オーナー代行及びオーナー臨時代理人全員の4分の3以上の同意を必要とする」(第23条(3))と定めている。この点に関し、今回の新規参入を認めるか議決することになった場合について問われた同オーナーは「基本的には、皆さんの賛同を得て進めていくということが、もっとも望ましいですので、そうした方向を目指していくということかと、私は思っています」との考えを示した。