クライマックス・シリーズ(CS)進出を目指す矢野阪神が崖っぷちに立たされた。4-4と同点の延長11回、岩貞祐太投手(31)が1番上本、2番菊池涼、3番西川に3者連続適時打を浴びるなど6失点。大事なゲームを落とした。残り4試合で3位巨人に2ゲーム差、4位広島に1ゲーム差となった。矢野燿大監督(53)も悔しさをにじませた。

--試合はこういう結果になったが、糸井の一打で流れが変わった

「うん、まあね、ムードを変えてほしいなというのももちろんあったし、実際、変えてくれたので、追いつけたかなと思います」

--最後の打席であの一打

「もちろん球場のムードもファンの人が作ってくれたというのもある。嘉男も今日の練習からもね、最後だっていうのももちろん分かりながら、バッティング練習もすっごいフルスイングしてたし。その最後の打席にこう、何て言うのかな、思いっていうのも練習のときからそういう気持ちでやっていたし。実際に打席に立っても、結果ね、打つっていうのはもちろんそうかもしれないけど、しっかり振ってやるっていう、フルスイングしてやるっていう、そういう気持ちがああいう結果につながったと思うし。それは見ている皆さんにも伝わったと思うんで。嘉男らしい、最後に向こうも真剣勝負の中のヒットというのは、すごく価値のある最終打席になったと思います」

--佐藤輝も思うところがある中で好プレーを

「まあ守備も良かったし、うん。もう1個、何かやってくれたら、というのはもちろんあるけど、いいプレーだったと思います」

--西純矢が慣れないポジションで力投

「将司が状態が良くなかったんで、早めに代えるしかないかなというところで。若い選手なんで、いろんな経験は全部プラスになると思うし、踏ん張ってくれたところがあったんで」

--湯浅も2イニング

「球数も少なかったしね。浜地もちょっと使えそうな感じではなかったんで。そういうところではまたぐしかないかなと」

--残り4試合

「もうね、もう勝つしかないんで。状況が厳しいのは重々分かっているし。今日の1敗も、しかも負けの内容も、何て言うのかな…もやもやするような負けをつくってしまったんで。まあでも、もうやるしかないんで。それも変わらないんで。頑張ります」

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