ロッテ佐々木朗希投手(20)の今季公式戦でのラスト登板は6回1失点だった。同点で降板し、チームも敗れ、プロ3年目で自身初となる2ケタ勝利はならなかった。

9勝でシーズンを終えたことには「(10勝)できたらよかったんですけど、そこを大事にしているわけではないので。自分の中でいろいろ目標がある中で、自分で大事にしているものがあるので、そういうところがいい結果になっていけばいいと思いますし、その結果が勝ち星につながっていけばいいかなと思います」と話し、前を向いた。

5回の唯一の失点は、2盗塁に暴投が絡んでのもの。初回には自らの悪送球でピンチを作った。井口監督は「来年以降クリアできるようにしていかないと、足をすくわれることもあると思います」とフィールディング面などでの成長を期待。佐々木朗も「基本的には全体的なレベルアップが必要だと思います」と自身に課題を課した。

4月10日のオリックス戦で完全試合を達成し、脚光を浴びた。好投が続き、相手も対策を練ってきたが「僕が常に攻められる側じゃなくて、攻めながら行くことで、より楽になってくると思うので。変に攻められているとは思わず、逆に攻めていくくらいの気持ちでいけたかなと思います」と精神的な成長も口にした。

指のマメや疲労回復での登録抹消はあったものの、1年間で20試合に先発し、9勝4敗。129回1/3を投げた。「他の投手みたいに200イニングとかいきなり投げられるとは自分では思ってなかったです」としつつ「その中で140イニング近く投げたかったので、そこらへんはすごく良かったかなと思います」とプロ3年目の収穫を振り返っていた。

【関連記事】ロッテニュース一覧>>