阪神藤浪晋太郎投手(28)は今季最終戦も中継ぎとしてスタンバイする。

甲子園で全体練習に参加し、キャッチボール後はリリーフ陣に交ざってダッシュで調整。2日のヤクルト戦へ向け「チーム最後のレギュラーシーズンなので、出番があるかはわからないですけど、有事に備えてできるだけの準備をしたいです」と引き締めた。

10年目の今季は2年連続で開幕投手を任され、新型コロナ感染から復帰後は中継ぎで奮闘。2軍での先発調整を経て、8月以降は先発ローテに定着し、7試合中6試合でクオリティースタート(6回以上、自責3以内)を達成するなど存在感を示した。9月下旬からは中継ぎ要員としてブルペンで待機。「最後は中継ぎという形ですけど、後半はしっかり先発できて良かった」と振り返った。

藤浪は今オフにポスティングシステムを使用して大リーグ移籍を目指すことを9月28日に正式に表明。移籍が実現すれば、チームが日本シリーズに進出しない限り、今季最終戦が甲子園ラスト登板になる。再び聖地に戻ってくるためにも、CS出場権をもぎ取り、勝ち抜くしかない。【古財稜明】

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