オリックスが史上初となるリーグ最終日の逆転Vで、2年連続14度目の優勝を果たした。

▼連覇を支えたのが山本を中心とした投手陣。チーム防御率は昨年の3・31から2・84と良くなり、昨年は3・30だった先発投手の防御率はリーグ1位の2・77。山本の防御率は21年1・39→22年1・68で、山本を除いた先発投手の防御率が昨年の3・87から3・10と改善できた。先発が7回以上投げたのがリーグ最多の51試合あり、その試合でチームは37勝14敗。5回を持たずに降板したのはリーグ最少の22試合で、リリーフの負担を減らした。

山本は21年18勝5敗、22年15勝5敗と、2年続けて2桁の貯金をつくった。チームの全貯金に占める山本の貯金の割合は、昨年がチーム15のうち山本13で87%、今季は11のうち10で91%。57、58年稲尾(西鉄)が2年連続貯金占有率74%でチームを連覇へ導いたが、2年連続占有率80%以上で連覇は山本が初めてだ。