オリックスが史上初となるリーグ最終日の逆転Vで、2年連続14度目の優勝を決めた。仰木監督やイチローらを擁した95、96年以来のリーグ連覇。勝利が絶対条件だった楽天戦に逆転勝ちし、優勝マジック1だった首位ソフトバンクがロッテに逆転負けしたため、同率ながら対戦成績が上のオリックスに凱歌(がいか)が上がった。

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ツンデレ同期愛-。オリックス宮城大弥投手(21)が、19年ドラフト1位、2位で同期入団の紅林弘太郎内野手(20)に、日刊スポーツを通じて、愛を込めたメッセージを送った。

高卒3年目の2人は本拠地・京セラドーム大阪に「愛車ドライブ」で通うほどの仲で、日頃から親交が深い。そんな宮城から、紅林に贈る“ミヤクレター”だ。

昨季のV決定時は紅林が体調不良で不在。ロッテとのCSファイナルステージを勝ち抜いた際は、宮城が先発登板を翌日に控えていたため不在。“すれ違いだった歓喜”を今年は一緒に成就した。手紙の内容は一見素っ気ないが、心が通じ合っているからこその信頼を感じる。【企画・構成=オリックス担当=真柴健】