ロッテは松永昂大投手(34)が現役引退すると発表した。

高松商(香川)から関西国際大、大阪ガスを経て、12年ドラフト1位で入団。ルーキーイヤーの13年から58試合に登板し、その後も7年連続で40試合に登板するなど、リリーフ左腕としてブルペンを支えた。

20年から肩、ひじのコンディションが悪化し、同年オフにはFA宣言するもそのまま残留に。その後は育成契約も経験し、今年7月末に支配下契約に返り咲いていたが、実戦登板なく引退となった。通算359試合に登板し、16勝15敗1セーブ、防御率2・91だった。

松永は「最後の2年間、投げることができませんでしたけど今はスッキリとした気持ちです。球団には育成で再契約をしていただき、シーズン中に支配下登録をしていただいたにも関わらず、期待に応えられなかったことを申し訳なく思います。なんとか復活して世の中の肩痛に悩んでいる選手たちの希望の光になれたらという思いでやってきましたが、こればかりは仕方がありません。先発も中継ぎも抑えもさせていただきましたし、ここまで359試合に投げさせていただきました。本当に楽しい日々でしたし、やり残したことはありません。悔いはありません。ここまでケアをしていただきサポートをしていただいた皆様には感謝の気持ちしかありません。そして何よりも応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。もう一度、投げている姿をお見せすることができなかったことに関して申し訳なく思っています。皆様の応援のおかげでこんなにたくさんの試合で投げることができましたし、リハビリも頑張ることができました。本当にありがとうございました」とコメントした。

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