ロッテ吉井理人新監督(57)が“初陣”を飾った。7日に就任が決定。

2軍監督が未定のため、この日は監督代行の立場でベンチ入りした。9回サヨナラ勝利の瞬間は、ベンチ内で腕を突き上げた。

試合は初回に山本大斗外野手(20)のソロなどで2点を先制。先発した鈴木昭汰投手(24)が6回1安打無失点の好投で、阪神相手に主導権を握った。吉井新監督は「鈴木がどんどんストライクを先行させて3球勝負にいってたので、そこは良かったなと思いますね」とたたえた。

一方で8回、9回と外野の連係ミスによる落球失策やバッテリーミスが相次ぎ、一時は同点に追いつかれた。「誰でも出来ることが出来てなかったところが何カ所かあったので。守備のところで最後、外野の声の連係とか。あと、一塁までの全力疾走も何人かできていなかったので、そういうところをきちっとやっていきたいと思います」としっかり引き締めた。

9回は種市篤暉投手(24)が2死をとった後、3四球などで崩れた。「最後の1つのアウトを取るのは本当に難しいなとあらためて分かりましたし、選手たちが気持ちでパフォーマンスが変わっちゃうというのもよく分かったので」。試合後の青空ミーティングでは、事前に指名していた広畑敦也投手(24)が試合を総括。選手たちで意見を交わし合った。吉井新監督の発案で「まだ2軍監督は決まってないですけど、来年、2軍選手は(同じことを)やってほしいなと考えています」と構想を明かしていた。【金子真仁】

ロッテニュース一覧はこちら―>